under the violence


先日15日に起きたNZでの無惨なテロ銃撃事件に憤りをおぼえると共に、心よりご冥福をお祈りします。

イスラム教徒の金曜ミサを狙った犯罪でしたが、事件前に犯人は反移民、反イスラムの声明を出していたということでした。NZは近年年間7万人の外国人移住者が来ることで、アジア系移民も多いそうです。

昨年育休復帰したアーダーン首相には自分と同性同年代ながらに感心し、またNZって政治におけるプライオリティが日本と全然違うなぁと一目置いていたのですが、こうした事件が起きると自然豊かでリラックスした雰囲気の、いわゆる牧歌的な国ですら危機はあり得るのだなと残念に思うのです。私はここに高校生の夏休みにホームステイをしたことがありますが、本当にのどかな町でした。

こうしたテロにしろグアナファト州内で起こる犯罪にしろ、頻繁に事件を聞くことによって、私たちの生活の下に静かに潜んでいる暴力について考えることが増えました。

人間は誰しも暴力性を持っているし、それで古代から人間は生き延びてきた。(狩猟をはじめ)   
今は暴力の引き金が孤独や疎外感、自分の価値観と違うものへの嫌悪からかと思うが、それらを受け止めてくれる人、場所、機会が圧倒的に少ないゆえかと。愛情や慈しみの欠如はときに悲劇を生みます。
家族や職場、ご近所など身近なところから挨拶ひとつ、そんなささやかなことが大事だなと感じます。

ところで信号待ちの車窓から見かける施しを乞う人々について、それに恵みを施す多くのメキシコ人を見たときに、やはりキリスト教徒の国だなぁと感心したものです。弱きものに出来る範囲で手を差し伸べる、という行為をさらりと出来る風土が羨ましく思う。


さて夏本番ですね、完全にオーブンを使う気力がなくなり、本日のおやつはオレンジゼリーです。🍊 皆様どうぞ熱中症にお気をつけてご自愛くださいませ。




Lemon tea time

days with sweets