between differences and discrimination
主人の有給が取れたので、二泊三日でマヤ語で「蛇の巣」ことカンクンへ行ってみました。私はロスカボスのほうが静かで好きですが、まぁメキシコ滞在中なら人生に一回くらいは、と。
70年代、メキシコ中央銀行によってリゾート開発されたカンクンですが、もともと荒地だったこの土地が、今やアメリカ人を始めお金持ちの人たちがお金を落としていく場所となり、私は某アメリカ系ホテルでその壮麗さと悲惨を眺めていた。
カリブ海にはヨーロッパ系とアフリカ系以外にも、奴隷廃止制度以降にやって来た中国人やインド、シリア、レバノンの中東系もいることから、同じメキシコ国内といえどもサーヴィス陣はグアナファト州の人たちとはちょっと温度が違うなぁ(ややねちっこい押し付けのような接触が多い)と個人的に思う。
いつの時代も階級社会があり人種や資産による差別があり、それが差別ではなく区別である時代が来ればなぁ、とこうした観光地に来ると殊更強く願う。まずは2020年米大統領選挙の候補者にあがっている、メキシコ系アメリカ人のジュリアン・カストロ氏に期待。アメリカ初ヒスパニック系大統領誕生となると、あのパラドックスに満ちた壁建設計画(壁の工事作業は結局不法移民たちの手に頼るしかないという..)だとか移民問題の緩和、なによりアメリカとメキシコの距離がぐっと近くなるのではないかと。
今や世界が、しかも同じ国のなかでも分裂する時代になってしまったけど (先進国イギリスやスペインでさえ!) 、やはり何かと影響力を持っているアメリカが変われば他国の足並みも整ってくるのでは… と思う。
ところで空路はBjx-Cancun のボラリス航空でしたが、これが最悪のフライトでした。
往路はカンクン空港が悪天候で、着地を試みるもぐらぐらの急降下に揺れて、これは落ちるわ…と本気で怖かったです。。(笑いどころじゃないけど、はしゃぐ人たちもいて。さしずめQue risa! といったところでしょう。。) 結局、タパチュラというグアテマラ近くのメキシコの町に降りてガソリンを補給し(1時間)、ふたたびカンクンへ1時間半かけて向かったので、トータル7時間ほどかかりました…。
同じLCCのinterjetはロス便をよく使いますが、座席もまぁ広いし、ドリンクとスナックも出してくれるし悪くないけど、
volarisは心臓に悪い思いをしたので、わたしは今後二度と使うことはないでしょう(トラウマ)。
タパチュラってどこ? が最初のひと言でした。。
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